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太田城(おおたじょう)は、戦国時代に和歌山県和歌山市太田に存在した日本の城。来迎寺が太田城の本丸跡と伝えられる。
太田城は現在の来迎寺 (和歌山市)、玄通寺を中心に東西に二町半(約273m)、南北に二町(約218m)と言われているが、
近年の発掘調査からはほぼ二町半の四方であった。
そこに周囲に深い堀をめぐらし、塁上は土壁とし、各所には高い櫓を設け、城門は大門、南大門、西北門があり、
平城であるが当時の城としては強固な城造りであったと思われている。
その東にあった大門は和歌山市橋向丁の大立寺に移築されている(和歌山市指定有形文化財)。
太田城の戦いは備中高松城、武蔵忍城ととも日本三大水攻めのひとつに数えられる。
現在、太田城周辺は開発によって住宅地となっていることもあり、その全貌を明らかにすることは困難な状況になっている。
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